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爪の病気の中で一番多いのは爪白癬(つめはくせん)。いわゆる「爪の水虫」ですが、これは爪の中に白癬菌というカビがすみついて起こる感染症です。爪が厚くなったり、色が濁ってきたり、ボロボロになったりします。長年、足の水虫があれば、さらに爪白癬にかかっている可能性が高くなります。
このほか、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)などの皮膚の病気が爪に現れることもあります。また、爪だけに起こる病気としては、爪が皮膚に食い込んでしまう陥入爪(かんにゅうそう)や、爪が皮膚から浮き上がる爪甲剥離(そうこうはくり)などがあります。
(参考:爪の写真で症状と病気を確認)

(厚硬爪)

(掌蹠膿疱症)
また、爪は健康のバロメーターと言われ、爪や皮膚以外の病気の兆候が、爪に現れる場合があります。
全身性の病気に伴う爪の変化としてよく知られているのは、バチ指とスプーン爪です。バチ指は指先と爪が丸く膨らんで太鼓のバチのようになるものですが、肺や心臓の病気の疑いがあります。一方、爪がスプーンのように丸くそっくり返るスプーン爪は、鉄欠乏性貧血や甲状腺機能亢進症の疑いがあります。また、爪がくもりガラスのように白く濁った場合には、肝硬変や慢性の腎臓病の疑いがあります。このような全身の病気に伴う爪の変化は、手足の爪すべてに同時に現れるのが特徴です。
なお、加齢とともに爪に縦の線が入ったり、爪の三日月と呼ばれる「爪半月」がなかったり、爪の栄養障害があったときに認められる爪の点状のへこみや横にできる溝は、特に爪の病気ではありません。
爪の病気は素人では判断しにくいものですので、不安を感じたら、まずは皮膚科に相談しましょう。