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爪白癬は、身近な人にうつしやすい感染症です。爪白癬にかかった爪は、いわば白癬菌の貯蔵庫のような役割を果たしており、常にまわりに白癬菌をばらまいています。こうして自分の水虫を治りにくくしたり、家族や友人など身近にいる人にうつしてしまうのです。感染源にならないうちに、爪白癬を治しましょう。治療しない限り、家族への感染を絶ち切ることはできません。大切な人たちのために、まずはすぐに皮膚科を受診してください。
■家族全員で治療して、家庭から水虫を一掃しましょう。
水虫の多くは家族内感染が主な原因といわれ、バスマットやスリッパなどを通じて感染してしまいます。だから家族のなかに水虫の方がいる場合には、その方も一緒に治療しなければ、誰か一人が治療しても再発・再感染を繰り返してしまいます。家族全員できちんと治療することが大切です。
治療を受けて治った方でも、ご家族のどなたかに、気になる症状があらわれたら、必ず皮膚科専門医にご相談ください。
爪白癬は、早期発見、早期治療が一番なのです。
■感染の輪が広がる前に、皮膚科でご相談ください。

白癬菌は、足や爪だけに住みつくものではありません。股に寄生すれば股部白癬(インキンタムシ)、頭では頭部白癬(シラクモ)、お腹などの体全般にできるのが体部白癬(ゼニタムシ)などのように、全身の皮膚や爪、髪の毛に寄生して症状を起こしてしまう“やっかいもの”です。爪白癬の治療は、こうした別の部位への転移を予防する意味でもとても大切なのです。
■足の水虫が治りにくい方は、特に注意ください。
毎日ちゃんと薬を塗っているのに、足の水虫がなかなか治らない。そんな悩みをよく耳にします。原因は爪白癬かもしれません。足の水虫も爪白癬も、どちらも原因は同じ白癬菌。足から爪へ、爪から足へ、まるでボールを投げ合うように白癬菌がうつります。せっかく足の水虫を治療しても、爪の中に菌がいるかぎり、再発を繰り返してしまうのです。
■足の水虫歴と爪白癬の関係
足の水虫歴が長い人ほど、爪白癬にもかかっている人の割合が大きくなっています。足の水虫歴10年以上の人の場合には、約85%が爪白癬にもかかっているのです。

爪白癬は、痛みやかゆみなどの自覚症状がほとんどありません。しかし爪の中では生きた白癬菌が活発に繁殖している状態なのです。そのため放っておくと、爪が厚くなる、色が濁る、変形するといった症状が着実に進行。やがて靴が履きづらくなったり、歩きにくくなったり、厚くなった爪に押されて指が痛くなります。また、周りの人にうつす可能性も日増しに高くなっていくのです。
■糖尿病の方は、合併症にご注意を。
糖尿病などで抵抗力が弱くなった方の場合には、患部に細菌が感染して化膿し、合併症を引き起こすこともあります。こうなる前に将来を見据えて、一刻も早く今からしっかり治療することが必要なのです。

楠先生の解説ビデオ楠先生の解説ビデオ
爪白癬治療体験談爪白癬治療体験談
患者さんの爪白癬治療体験談をご紹介します。
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