足水虫

足の水虫はつらい。
大切な人にうつすのは、もっとつらい。

足水虫の治療TREATMENT

再増殖と再感染のくりかえし 

患者さんの多くは、塗り薬で治療している途中で、かゆみなどの自覚症状がなくなると薬を塗るのをやめてしまいます。しかし、先にも触れましたが、水虫菌が角層だけに留まっている状態の時は、特に症状がありません。
治ったと思っていても、実はまだ角層には水虫菌が残っていることが多いのです。やがて時間が経つとまたジワジワと水虫菌が増え、角層の下にまで進むと免疫反応が起こるので、再び症状が現れます。これではいつまでたっても水虫は治りません。これが再増殖です。

治療をしていない水虫の患者さんからは、常に水虫菌を含んだ角層細胞が垢となってバラ撒かれています。このため、同居している家族の中に1人でも水虫の人がいると、折角治療しても家中にバラ撒かれた菌でまた感染してしまいます。これが再感染です。
このように家庭内で菌のやり取りをすることがありますので、家族ぐるみで治療・予防することが大切です。